2012-12-22

yukinaの冒険 no,11 eclipse

1年前、オーストラリアにくることを決めた時、
2012年11月14日にcairnsで、皆既日食が見られることを知りました。

その頃は、2年いるかどうかわかんなかったから、
もし1年で帰ってくることになっても、
日食は見られるように、と、
当初は10月終わりに渡航する予定だったのを、11月中旬へと
出発日をずらしました。


そして、ついに来たその時。


今回わたしたちは、日食を見ることだけが目的じゃなくて、
eclipse2012というフェスに参加する、というイベントが待ってました。

これは日食が見られる世界各地の場所で開催されてるフェスで、このフェスと共に日食を追いかけてる旅人、ヒッピーたちもたくさんいるのです。


でもこのフェス、
会場がcairnsから車で3時間の山奥。
しかも、フェスの期間は1週間‼

もちろん、宿泊施設なんてありません。


みんな、1週間分の食料や水、そしてキャンプ道具やキャンピングカーをしっかり準備して、挑むのです。

そして、わたしたち。

もちろん、準備はゼロ。

車中泊は慣れっこだから、レンタカーして、乗り切ろうと考えてたわたし。

うすうす気づいてたけど、
うん、予約いっぱいだよね。

てか、その前に、わたしたちペーパードライバーだし。笑


チケットだけあっても、
これじゃ会場にすらたどり着けない…

路頭に迷い最終手段はヒッチハイク!
と決めたその時‼
救いの声が‼

たまたま違う要件でtelした友達が、フェスに行くとのこと。
無理言って、相乗りさせてもらいました。

そうと決まれば、次はテント!
それもまたすでに時遅しで、どこに行っても売り切れ。

やっと買えたのが、
ビーチで使うサンシェイド。

こうゆう無計画なとこ昔から変わんない。

でも、なんとかなっちゃうんだもん。笑


会場で他の友達とも合流して、
なべもコンロも食器も包丁も何もないわたしたちは、みんなに助けてもらって、
なんとか1週間生き延びることが出来ました。

ほんとはね、すごく乾燥してる地域だから、コンロは持ち込み禁止なんだけど、
さすがにコンロがないと、料理のレパートリーがぐんっと減るってことで、暗黙の了解的な感じに、みんな持ち込んでいました。

会場は日差しと砂ぼこりがひどくって。
あっという間に真っ黒に。

シャワールームは数個だけあったんだけど…
5分しか使えないし、
しかも水‼

遊泳用の池があるから、そこで水浴びすればいっか、って思ってたんだけど…
池?ってか沼??
ドロ水??

すっごく汚くて、さすがに入る気はなくなりました。


でも、ヒッピーたちは
気にせず入ってるの!
しかもハダカの人も何人かいて。

前に、「ウッドストックがやってくる」っていう映画を見たんだけど、まさにそんな感じ。

ウッドストックってのは、ニューヨークの郊外で69年に開催された伝説的な野外フェスで、
40万もの若者が集まった、ヒッピー時代の象徴的イベントです。

ベトナム戦争中のアメリカで、
Love & Peace を求めたヒッピーたちが、
朝、昼、夜関係なく、
共に音楽を聴き、歌い、踊った
歴史的フェスなのです。

eclipseのフェスもまさにそんな感じ‼
時代をこえて、映画の中に入り込んだような雰囲気でした。


ヒッピーだらけの中で、
初のレイブ。

現代とはかけ離れた暮らしの中で、
スピリチュアルな話もいっぱい聞いて、
音を聴いて、
無心になって。

なんだか異次元にいるみたいだった。

そして、eclipse。

自然の偉大さ、宇宙の神秘、

むつかしいことはわからないけど、
奇跡を見た気がした。


わたしが、今、
オーストラリアにいて、
この奇跡と出会ったことは、
きっと、運命で、
なるべくしてなったんだと、
そう感じました。


そして、
ひとは、奇跡に出会った時、
涙を流すんだと、知りました。



オーストラリア生活の1年目の
締めくくりに、
自分が今、ここに生きていること、
生かされていることを、
全身で感じ、
すべてのことに感謝する、という
すてきな体験が出来て、
本当によかったです。

cairns来てよかった♡


もし、また導かれているなら、
次は2016年3月9日、インドネシア。

30さいになったばかりの、わたしの目には、
どう映るのでしょう。

何を思うのでしょう。











1 件のコメント:

  1. みんなでひとつの方を見上げて
    素敵な光景だね♪
    ドキドキしちゃうなー!いいなー!

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